寄越・遣(読み)よこす

精選版 日本国語大辞典 「寄越・遣」の意味・読み・例文・類語

よこ・す【寄越・遣】

〘他サ五(四)〙
先方からこちらに送ってくる。他から自分にくれる。おこす。
※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)張周趙任申屠伝第一二「不趙王 をこさずと云心ぞ。坂東の人がよこせと云ぞ」
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一「十時過ぎに俥を迎へに寄越(ヨコ)したが、聴かないかい?」
② (動詞の連用形に「て」を添えた形に付いて) ある動作を、他からこちらにしむけて来る。
※洒落本・富賀川拝見(1782)辰見山楽内之段「何といってよこしたへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android