富田久三郎(2)(読み)とみた きゅうざぶろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「富田久三郎(2)」の解説

富田久三郎(2) とみた-きゅうざぶろう

1852-1937 明治-昭和時代前期の化学者,実業家
嘉永(かえい)5年2月22日生まれ。祖父に化学,冶金(やきん),製薬法をまなぶ。明治5年静岡県で製薬業をはじめ,製塩の廃物である苦汁(にがり)から10年炭酸マグネシウム,23年塩化カリウムの製造に成功。26年徳島県瀬戸村(鳴門市)に富田海産塩類製造所を設立した。昭和12年12月31日死去。86歳。遠江(とおとうみ)(静岡県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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