富田八幡神社(読み)とんだはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「富田八幡神社」の解説

富田八幡神社
とんだはちまんじんじや

[現在地名]新富町上富田

新田原にゆうたばる台地の東麓にある。祭神は帯中津日子命・品陀和気命・息長帯比売命。旧郷社。天慶年間(九三八―九四七)創建とされ、豊前宇佐宮の分霊を奉祀し、同時に開拓祖神を祀ったと伝える。鎮西八郎源為朝が八幡神の加護を祈願したという伝説があり、為朝ためとも八幡とも称した。弘治二年(一五五六)六月吉日の土田帳写(予章館文書)によると、とんた八幡領として高田(富田か)六〇町のうち水田一反半、平田へだ(現川南町)のうち水田三反の合せて四反半があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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