富草(読み)トミクサ

デジタル大辞泉 「富草」の意味・読み・例文・類語

とみ‐くさ【富草】

古名
荒田に生ふる―の花手に摘み入れて宮へ参らむ」〈風俗歌・荒田〉

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精選版 日本国語大辞典 「富草」の意味・読み・例文・類語

とみ‐くさ【富草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 植物いね(稲)」の異名。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「天なる雲雀 寄り来や雲雀 止見久佐(トミクサ) 止見久佐(トミクサ)持ちて」(出典神楽歌(9C後)小前張・賤家小菅)
  3. 植物「ひのき(檜)」の異名。〔蔵玉集室町)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「富草」の解説

富草 (トミクサ)

植物。ヒノキ科の常緑針葉高木,園芸植物ヒノキ別称

富草 (トミクサ・トミグサ)

植物。イネ科一年草,薬用植物イネの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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