寒気舌(読み)かんきぜつ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「寒気舌」の意味・わかりやすい解説

寒気舌
かんきぜつ

天気図上で、暖気側に寒気舌状に突入している部分。とくに、高層天気図上に等温線を描くと、この形がよく現れる。寒波大雪を予想するためには、シベリア上空を南東進してくる寒気舌が追跡される。寒気舌の先端がちぎれて南下すると、寒冷渦(かんれいうず)になる。これをコールド・プールcold poolともいう。

[倉嶋 厚]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android