寝がて(読み)いねがて

精選版 日本国語大辞典 「寝がて」の意味・読み・例文・類語

いね‐がて【寝がて】

(動詞「いねかつ」の連用形「いねかて」の濁音化。「がて」が「難(がた)し」の意に誤って使われた語) 寝ることができない。→がてに
古今(905‐914)秋上・二二〇「秋萩のしたば色づく今よりやひとりある人のいねがてにする〈よみ人しらず〉」
※読本・雨月物語(1776)蛇性の婬「その夜も寝(イネ)がてに明けゆく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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