デジタル大辞泉
「寝も寝ず」の意味・読み・例文・類語
寝も寝◦ず
眠りもしない。
「冬の夜の明かしも得ぬを―◦ずに」〈万・一七八七〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
い【寝】 も 寝(ね)ず
※
万葉(8C後)一七・三九六九「この
夜すがらに 伊母禰受
(イモネズ)に 今日もしめらに 恋ひつつそ居る」
[
補注]「い」を、
係助詞「も」が受ける場合は、下接する動詞「寝
(ぬ)」には
否定の意が加わることが多く、
ほかに、「いも寝られず」「いも寝
(ぬ)らめやも」「いも寝じ」などがある。また、「いも寝てしかも」と
願望の
表現になるときもある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報