寝廟(読み)しんびょう

精選版 日本国語大辞典 「寝廟」の意味・読み・例文・類語

しん‐びょう‥ベウ【寝廟】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 先祖の霊や貴人の霊をまつっておく殿堂。おたまや。古く、宗廟の制では、「廟」は、祖先尊像や木主などを安置し、まつりをするところ、「寝」は、衣冠・几仗などを蔵するところをいう。
    1. [初出の実例]「烈祖寝廟在久能山」(出典駿府志略(1828)(古事類苑・神祇七六))
    2. [その他の文献]〔礼記‐月令〕
  3. ( 「寝」は人のいるところ、「廟」は神のやどるところの意 ) 家屋宮室。いえ。〔春秋左伝‐襄公四年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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