寝浸(読み)いびったれ

精選版 日本国語大辞典 「寝浸」の意味・読み・例文・類語

い‐びったれ【寝浸】

〘名〙 (「いびたれ」の変化した語) 小便などをもらすこと。
人情本・明烏後正夢(1821‐24)初「此お店(たな)でいびったれをしながら〈略〉供達のやふに思って育やしたもの」

い‐びたれ【寝浸・居浸】

〘名〙 眠っていて小便などをもらすこと。寝小便。また、下着類をつけたまま排便してしまうこと。いびったれ。
※京大本湯山聯句鈔(1504)「耐辱居士と云人は、溲溺と云て、いひたれを、したぞ」

い‐びた・れる【寝浸・居浸】

〘自ラ下一〙 寝小便をする。また、着衣のまま小便を洩らす。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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