寸頃(読み)スンコロ

デジタル大辞泉 「寸頃」の意味・読み・例文・類語

すん‐ころ【寸頃】

人の身長、または、刀身の長さのぐあい。ほどよい長さ。
「私の求めて参った粟田口は、―もよし」〈虎寛狂・粟田口

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「寸頃」の意味・読み・例文・類語

すん‐ころ【寸頃】

〘名〙 長さの程度。ころあいの長さ。ちょうどよい程度の長さ。ふつう、身長や刀身の長さなどに用いる。
※虎寛本狂言・粟田口(室町末‐近世初)「今度御大名衆にあわた口くらべが有て、みな買とらせられたれ共、某は寸頃もよし、都の重宝にと有て、残し置れたれ共」

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