寺島 貢(読み)テラジマ ミツグ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「寺島 貢」の解説

寺島 貢
テラジマ ミツグ


職業
俳優

本名
田中 三夫

生年月日
明治37年 5月30日

出生地
東京府 南葛飾郡寺島村(東京都 墨田区)

学歴
東京府立第三中〔大正10年〕卒

経歴
昭和2年日活太秦時代劇部に入社、3年封切りの「叛旗」「阪本竜馬」で映画デビュー。173センチの長身にものをいわせる悪役ぶりなどには迫力があり、日活の時代劇に欠かせぬ存在となる。9年永田雅一の第一映画社創立に加わるが、11年会社解散で新興キネマに入社。17年統合されて大映に移り、戦後も引きつづき大映京都に所属、27年の「三万両五十三次」まで現代物も含めて出演。同年フリーとなり各社の作品に助演、33年から再び大映専属。のちまたフリーとなり、39年東宝・三船プロの「侍」に助演したあと引退した。

没年月日
昭和40年 5月25日 (1965年)

家族
妻=対馬 ルイ子(女優),息子=田中 浩(俳優)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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