寺本 婉雅(読み)テラモト エンガ

20世紀日本人名事典 「寺本 婉雅」の解説

寺本 婉雅
テラモト エンガ

明治〜昭和期の仏教学者 大谷大学教授。



生年
明治5年3月21日(1872年)

没年
昭和15(1940)年12月19日

出生地
滋賀県鏡山

学歴〔年〕
真宗大学(現・大谷大学)〔明治31年〕中退

経歴
真宗大谷派の僧で、チベット仏教に興味を抱き、明治31年大学を中退、34年からチベットラサにあるレプン寺僧院で修学し、38年帰国。39年再びチベットに渡りラマ教を研究した。大正4年真宗大谷大学教授となり、チベット語による仏教研究の道を開いた。13年満州国国務院の依頼でラマ教の調査を行う。北京版チベット大蔵経を日本にもたらしたことでも知られる。著書に「西蔵語文法」「西蔵語文典」、訳書に「于闐国史」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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