対岸の火事(読み)タイガンノカジ

デジタル大辞泉 「対岸の火事」の意味・読み・例文・類語

対岸たいがん火事かじ

向こう岸火事は、自分災いをもたらす心配のない意から》自分には関係がなく、なんの苦痛もないこと。対岸火災
[類語]無関係局外無縁疎遠没交渉人事ひとごと他人事余所よそ風馬牛別問題縁遠い薄い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「対岸の火事」の解説

対岸の火事

こちらの岸まで燃え移るおそれがない川向こうの火事。当事者にとっては苦痛や災難であっても、こちらには関係なく少しも痛痒を感じない物事のたとえ。

[使用例] 我々は〈略〉第二次大戦前のトーマス・マン言葉を対岸の火事視して見送ったに近い前科を持っている[渡辺一夫*文法学者も戦争を呪詛し得ることについて|1948]

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