対機説法(読み)タイキセッポウ

デジタル大辞泉 「対機説法」の意味・読み・例文・類語

たいき‐せっぽう〔‐セツポフ〕【対機説法】

相手素質能力に従って法を説くこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「対機説法」の意味・読み・例文・類語

たいき‐せっぽう‥セッポフ【対機説法】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。教えを相手の資質に相応して理解のゆくように説き聞かせること。主として仏の説法にいう。〔観経疏‐玄義分〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「対機説法」の意味・わかりやすい解説

対機説法
たいきせっぽう

仏陀が教えを説示する場合,その相手の精神的能力 (→機根 ) や性質などに応じてそれにふさわしい手段で説法することをいう。比喩的な表現として「応病与薬」というのと同じ意味である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android