対比誤差

人材マネジメント用語集 「対比誤差」の解説

対比誤差

・絶対基準ではなく、自分自身(評価者)、あるいは誰かを基準にして、被評価者を評価するエラーのこと。対比誤差により、被評価者の評価を過大あるいは、過小に評価してしまう危険性がある。
・エラーは、得意分野を有する評価者や不得手な分野を持つ評価者に発生しやすい。特に、優秀なプレーヤーだったマネジメント評価者)が、部下を評価する際に「何故こんなことも出来ないのか」と自身(評価者)の経験や実績と比較して部下を過小評価するケースが多い。逆に、自分自身(評価者)を基準として、優れたスキルをもつ被評価者に対しては、実際の評価以上に高く評価してしまうケースもある。
・評価者(評価者)の得意な事については、比較的厳しく評価する。不得意な事については比較的甘く評価してしまう傾向があるため、自身(評価者)と反対または同じ特性を有する被評価者を評価する際、特に注意する必要がある。
・対比誤差は、人事評価時における評価内容の正当性との乖離を表現する際に用いられ、人事評価時に評価者が留意する事項として用いられる。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

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