封内風土記(読み)ほうないふどき

日本歴史地名大系 「封内風土記」の解説

封内風土記
ほうないふどき

二二巻 田辺希文編

成立 明和九年

写本 宮城県図書館・岩手県立図書館ほか

解説 藩撰の地誌。首巻の前半仙台藩領の範囲・歴史・風俗土産、その後半と第二巻に仙台城下、第三巻以降に各郡村の記事が載る。郡の項目では郡境、田畑の等級・反別、村数、里程、家数・人数などの地誌的記述、さらに孝子の人数に至るまで、村の項目では戸口・小地名・給主名・社寺・橋・伝説などまで記す。「観蹟聞老志」「封内名蹟志」の後を継ぐもので、仙台藩で最も完備した地誌となっている。編者希文は現地調査の不十分さを認識し、子希元に拾遺作成を命じたが実現しなかった。

活字本 仙台叢書一―五

封内風土記
ほうないふどき

二二巻 田辺希文編

成立 明和九年

写本 宮城県図書館・岩手県立図書館ほか

解説 藩撰の地誌。首巻の前半に仙台藩領の範囲・歴史・風俗・土産、その後半と第二巻に仙台城下、第三巻以降に各郡村の記事が載る。郡の項目では郡境、田畑の等級・反別、村数、里程、戸数・人数などの地誌的記述、さらに孝子の人数に至るまで、村の項目では戸口・小地名・給主名・社寺・橋・伝説などまで記す。「観蹟聞老志」「封内名蹟志」の後を継いで、仙台藩で最も完備した地誌となっている。編者希文はなお現地調査の不十分さを認識し、子希元に拾遺作成を命じたが実現しなかった。

活字本 仙台叢書一―五

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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