射入る(読み)さしいる

精選版 日本国語大辞典 「射入る」の意味・読み・例文・類語

さし‐い・る【射入・差入】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
    1. 光がさし込む。
      1. [初出の実例]「日のさし入りたるに、ねぶりてゐたるを」(出典:枕草子(10C終)九)
    2. ( 「さし」は接頭語 ) 中へはいる。はいり込む。
      1. [初出の実例]「水のうへにえださしいりなどしたるなかじまに」(出典:宇津保物語(970‐999頃)祭の使)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙さしいれる(差入)

い‐い・る【射入】

  1. 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 矢を射て中へ入れる。射込む。
    1. [初出の実例]「亦鳴鏑を大野の中に射入(いいれ)て」(出典古事記(712)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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