射利(読み)シャリ

デジタル大辞泉 「射利」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐り【射利】

手段を選ばないで、ただ利益を得ようと考えること。また、偶然の利益をあてにすること。
「敢て―の計にあらず、聊か我が開化を助くるの微意なりと」〈新聞雑誌五七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「射利」の意味・読み・例文・類語

しゃ‐り【射利】

〘名〙 (「射」は目標物を射とめるの意) 利益を得ることだけを目標とすること。偶然の利益や金もうけをねらうこと。
公議所日誌八下・明治二年(1869)四月「尤奔競射利の徒、妄進を得せしめず」 〔新唐書食貨志・四〕

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普及版 字通 「射利」の読み・字形・画数・意味

【射利】せきり

利をねらう。晋・左思〔呉都の賦〕富中の(たみ)、殖の、時に乘じて利を射(ねら)ふ。

字通「射」の項目を見る

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