射竦(読み)いすくめる

精選版 日本国語大辞典 「射竦」の意味・読み・例文・類語

い‐すく・める【射竦】

〘他マ下一〙 いすく・む 〘他マ下二〙
① 矢を盛んに射て敵を恐れ縮みあがらせる。
太平記(14C後)五「是を見て、敢へて近付く者一人もなし。只遠矢に射すくめければ」
相手を威圧的な視線、目つきで恐れさせる。
青春(1905‐06)〈小栗風葉〉夏「怨に輝いた男の其の目に会ふと、射竦(イスク)められるやうに直ぐ又俯いて了ふ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android