将監新田(読み)しようげんしんでん

日本歴史地名大系 「将監新田」の解説

将監新田
しようげんしんでん

[現在地名]本埜村将監

小林こばやし新田の北東にある。笠神埜原かさがみやわら新田の一。利根川の分流将監川沿いに開発された。寛文一一年(一六七一)の国手形寺請状改書綴(吉植家文書)に村名がみえ、入百姓は利根川対岸の布川領上曾根かみぞね(現茨城県利根町)から一八人、ほか八人。天保三年(一八三二)の埜原新田拾ヶ村請年貢割付状(荒井家文書)によると高一三四石余、反別二六町五反余のうち田方はわずか四反歩、将監川の氾濫による池成引などで年貢免除地が四町六反余あった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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