尊王攘夷・尊皇攘夷(読み)そんのうじょうい

精選版 日本国語大辞典 「尊王攘夷・尊皇攘夷」の意味・読み・例文・類語

そんのう‐じょうい ソンワウジャウイ【尊王攘夷・尊皇攘夷】

〘名〙 王室を尊んで夷狄(いてき)をはらいのけること。幕末の反幕政治思想で、もともと尊王論攘夷論は別々の思想であったが、幕藩体制矛盾激化と対外危機とによって、天皇の絶対化と排外主義が結合し、特に水戸学によって鼓吹され、やがて王政復古に至る幕末政治運動の大きな潮流となった。勤王攘夷尊攘
弘道館記述義(1852)下「尊王攘夷者、実志士仁人尽忠報国之大義也」 〔経学歴史‐経学変古時代〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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