小人伝説(読み)こびとでんせつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小人伝説」の意味・わかりやすい解説

小人伝説
こびとでんせつ

異常に小さなからだの,想像上の人間に関する伝説で,多くは民間伝承うちに創出されたもの。日本においては「一寸法師」「親指太郎」「すねこたんぽこ」などの説話にもなっているが,世界の諸民族の間で伝えられているものは,精霊,霊童,あるいは霊魂小人の姿になって現れ,人々に幸福や不幸をもたらすとされるものが多い。またヨーロッパなどでは,異郷を旅行した者が語り伝える物語などにも,そうした小人の国の話があり,説話にもなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android