小作奉公(読み)こさくほうこう

精選版 日本国語大辞典 「小作奉公」の意味・読み・例文・類語

こさく‐ほうこう【小作奉公】

〘名〙 江戸時代小作人が、地主から借り受けた田地小作料の代わりに、月間、または年間に幾日かの労働を地主に提供すること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の小作奉公の言及

【小作制度】より

…小作地の大部分は田畑であるが,屋敷地,山林などの地目も対象となり,一部の地域では牛馬などの家畜も小作の対象となっている。小作人の名称については作人,作子,門百姓,被官,名子などがあり,小作料は掟米,下作米,加地子,余米,入上米,小作奉公などとも呼ばれた。近世の小作制度に関しては,《地方凡例録》では直(じき)小作・別小作・永(えい)小作・名田(みようでん)小作・家守小作・入小作の6種類をあげている。…

※「小作奉公」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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