小侍従(1)(読み)こじじゅう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小侍従(1)」の解説

小侍従(1) こじじゅう

?-? 平安後期-鎌倉時代歌人
近衛(このえ)天皇の皇后藤原多子(たし),のち高倉天皇につかえる。徳大寺実定(さねさだ)らとしたしく,源頼政との恋愛歌で知られる。治承(じしょう)3年(1179)出家。家集「小侍従集」があるほか,「千載(せんざい)和歌集」などの勅撰和歌集に54首収録されている。待宵(まつよいの)小侍従ともよばれる。
格言など】待つ宵にふけ行く鐘のこゑきけばあかぬ別れの鳥は物かは(「新古今和歌集」)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android