小堀正之(読み)こぼり まさゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小堀正之」の解説

小堀正之 こぼり-まさゆき

1620-1674 江戸時代前期の大名,茶人
元和(げんな)6年生まれ。小堀遠州次男正保(しょうほ)4年近江(おうみ)(滋賀県)小室藩主小堀家2代となる。弟の政尹(まさただ)に1000石を分与。茶道遠州流の2代でもある。延宝2年8月24日死去。55歳。号は宗慶。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小堀正之の言及

【遠州流】より

小堀遠州を流祖とする茶道の流派の一つ。古田織部のあとをうけて将軍家光の茶道師範となった遠州が,大名茶全盛の時代に台子を中心とした〈きれいさび〉の茶法を開いた。それは古典美を発揚した茶室,鎖の間,書院を一体化する建築にあらわされ,その茶法は藤原定家を敬慕するところから出た王朝趣味にもとづいている。また大名茶を推し進めていくなかで,茶の湯の道は人倫の道に通じるとする精神は,《書捨(かきすて)の文》に表現されている。…

※「小堀正之」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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