小天神(読み)コテンジン

デジタル大辞泉 「小天神」の意味・読み・例文・類語

こ‐てんじん【小天神】

江戸時代上方遊里で、遊女階級の一。天神の下、かこいの上。

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精選版 日本国語大辞典 「小天神」の意味・読み・例文・類語

こ‐てんじん【小天神】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こ」は接頭語 )
  2. 能面一つ。天神の小形のもので、神仏に扮(ふん)する者が用いる。
  3. 江戸時代、上方(かみがた)の遊里で、遊女の階級の一つ。天神の下で囲(かこい)の上の位。
    1. [初出の実例]「あたま(かず)よびでいくらが物ぞ。天神、小天神(コてんじん)とせちがしこくきはめぬ」(出典:浮世草子好色一代男(1682)五)

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