小姓・小性(読み)こしょう

精選版 日本国語大辞典 「小姓・小性」の意味・読み・例文・類語

こ‐しょう ‥シャウ【小姓・小性】

〘名〙
① こども。少年。小冠者。小僧
三国伝記(1407‐46頃か)七「事の子細を問ければ、小生有の儘にぞ答ける」
② 貴人の家や寺などで、主人の身近な雑用を務める役。多くは少年を用い、男色の対象にもなった。
言経卿記‐天正一六年(1588)閏五月一二日「小性吉蔵十日計置。然共幼少之間、先いとま遣了。扇三本遣了」
武家の職名。江戸幕府では若年寄支配に属し、将軍日常坐臥雑務をつとめた。〔明良帯録(1814)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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