小尾崎町(読み)こおざきまち

日本歴史地名大系 「小尾崎町」の解説

小尾崎町
こおざきまち

[現在地名]豊岡市城南町じようなんちよう

豊岡城の郭内東部の南に位置し、南はしん町、西は小尾崎村に接し、東は円山まるやま川。天正一〇年(一五八二)に始まる豊岡町(城下)五町の一。同年の地子免除高九石五斗余(反畝合五反五畝余)、うち一石七斗余分はのち藩用地に召上げられ新町京口きようぐち町に代地を受けた。承応二年(一六五三)幕府領となったとき、慶長二年(一五九七)杉原家によって免地となった七石七斗分は召上げられた(以上「豊岡五町御免地旧記之写」鳥井家文書)。豊岡町成立のとき小尾崎村から小尾崎町を分けて五町の一とし、城下南端の町構えとして街路を鍵状に曲げて俗にかぎ町ともよんだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android