デジタル大辞泉
「小康」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しょう‐こう セウカウ【小康】
〘名〙
① 世の中がしばらくの間無事であること。さわぎがしばらくおさまること。小寧(しょうねい)。
※
童子問(1707)上「唐宋雖
二頗小康
一、本非
レ関
二仏法
一、亦不
レ足
レ為
二太平
一」
※門(1910)〈
夏目漱石〉
二三「小康
(セウカウ)は斯くして事を好まない
夫婦の上に落ちた」 〔
礼記‐礼運〕
② 病気が、すこしよい状態になること。小寧。
※
多情仏心(1922‐23)〈
里見弴〉ひとり旅「ちょっと小康を見せてゐた胸の病気が」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報