小文間村(読み)おもんまむら

日本歴史地名大系 「小文間村」の解説

小文間村
おもんまむら

[現在地名]取手市小文間

北相馬台地東方の独立丘陵に所在。南は利根川、東は小貝こかい川。「取手町郷土史資料集」によれば古くは「小紋間」と記した。

「取手市史」によれば江戸初期は天領、寛永一九年(一六四二)から下総佐倉藩領、元禄一一年(一六九八)から天領となったと考えられるが、延享三年(一七四六)あたりから旗本知行地・大名領と相給となり、支配は複雑であった。文政一〇年(一八二七)の相馬郡地頭并村高調帳(長塚家文書)によれば旗本高木善重知行地三九四石余、旗本村上主殿知行地三九二石余、天領一千一一六石余に分れ、ほかに天領の流作場などがあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android