精選版 日本国語大辞典 「小木」の意味・読み・例文・類語
こ‐ぎ【小木】
- 〘 名詞 〙
- ① 芽生えたばかりの小さな木。若生えの木。
- [初出の実例]「かかるふしをただにやはすぐすべきとて、此のこぎの生ひ出でし、万代の老木にならんまでの心ばへをよませ給ふに」(出典:順集(983頃))
- ② 低木。灌木。〔羅葡日辞書(1595)〕
- ③ 薪として用いる小枝。また、小さく割った薪。
- [初出の実例]「御辺たちは山伏の、みねのこぎとるにまなびして」(出典:幸若・笈さかし(室町末‐近世初))
しょう‐ぼくセウ‥【小木】
- 〘 名詞 〙 樹木の小さいもの。小樹。
- [初出の実例]「は小木の雑木の心ぞ」(出典:玉塵抄(1563)四四)
- [その他の文献]〔荘子‐秋水〕
おぎをぎ【小木】
お‐ぎを‥【小木】
- 〘 名詞 〙 小さな木。
- [初出の実例]「遠山・近山に生ひ立てる大木・小木を」(出典:延喜式(927)祝詞(九条家本))