小松御城図(読み)こまつおしろず

日本歴史地名大系 「小松御城図」の解説

小松御城図(小松城図)
こまつおしろず

一枚 四一×五六センチ

成立 文政一三年 牧忠輔原図、天保四年脇田尚方写

写本 加越能文庫

解説 彩色図。脇田氏旧蔵のもので、標題横に「御城下町割付」と注記があり、図中に「天保四年初夏朔日得善図再正之 金岱」の書入れがある。金岱は脇田尚方の別号で、牧氏の図に修正を加えたものと考えられる。牧忠輔は二〇〇石を与えられ小松御番頭などを勤めたが、文化一〇年没した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android