小水城(読み)しょうみずぎ

世界大百科事典(旧版)内の小水城の言及

【水城】より

…730年(天平2)に帰京する大宰帥大伴旅人はここで遊行女婦(うかれめ)の児嶋と別離を惜しみ,1005年(寛弘2)に着任した大弐藤原高遠はここで少弐以下の出迎えを受け,印鎰(いんやく)を引き継いだように,水城以南が大宰府の府中とみなされていた。なお,これの西方にあたる大野城市上大利や春日市の大土居・天神山などにもこれと同じ構造の土塁があり,これに比して小規模であるため小水城と総称されている。これらは水城と同じ役割を果たし,いわゆる間道をふさぐための施設であろう。…

※「小水城」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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