小沢冷泉(読み)おさわれいせん

日本歴史地名大系 「小沢冷泉」の解説

小沢冷泉
おさわれいせん

[現在地名]岩村町飯羽間

牛鼻うしばな山の北、小沢川の南岸にある。鹿しかの湯ともいう。永禄年中(一五五八―七〇)遠山氏夫人は多病にして子がなかった。夢告により山中の霊泉を浴せといわれ、諸水をためし、ついに二頭の鹿が渓水に伏して矢傷を癒しているのを見、なめると渋く硫黄の気を含んでいた。これに浴するに験あって男子を出産した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android