小説家、英文学者。本名救(はじめ)。東京生まれ。明治学院高等部在学中に井伏鱒二(いぶせますじ)を愛読して知遇を得、師事する。早稲田(わせだ)大学英文科時代から『早稲田文学』などに作品を発表し、第二次世界大戦後は早大で教鞭(きょうべん)をとる。芥川(あくたがわ)賞候補となった小説『村のエトランジェ』(1954)や、1970年度(昭和45)の読売文学賞を受けた作品集『懐中時計』(1969)のほか、作品集『白孔雀(しろくじゃく)のゐるホテル』(1955)、『銀色の鈴』(1971)、『藁屋根(わらやね)』(1975)、イギリスでの経験に基づく『椋鳥(むくどり)日記』(1974)などがあり、私小説的結構のなかに、ユーモアとペーソスの漂う独特な味わいをもつ。
[柳沢孝子]
『『小沼丹作品集』全5巻(1979~80・小沢書店)』
自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...
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