小浜景隆(読み)おはま かげたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「小浜景隆」の解説

小浜景隆 おはま-かげたか

1540-1597 戦国-織豊時代武将
天文(てんぶん)9年生まれ。志摩(三重県)小浜本拠地にし水軍をもって北畠氏につかえる。北畠氏が衰亡ののち,元亀(げんき)2年武田信玄の船大将となり,のち徳川家康につかえた。慶長2年9月7日死去。58歳。通称は民部左衛門。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小浜景隆の言及

【水軍】より

…甲斐の武田氏のように領国が海に面していない大名でも,近隣諸国との戦いのなかで水軍の必要性を認識し,奉行人に命じて海賊衆を募っている。そして,伊勢の小浜景隆を破格の加増を条件として招いたほか,かつて後北条氏の家臣であった間宮信高,今川氏に仕えていた伊丹康直らを召し抱え,海上での戦闘に備えている。徳川氏の場合,松平一族の中から水軍は得られなかったため,統一戦争の過程で,他の戦国大名の支配下にあった海賊衆を譜代として組織している。…

※「小浜景隆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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