小田原用水(読み)おだわらようすい

日本歴史地名大系 「小田原用水」の解説

小田原用水
おだわらようすい

板橋いたばし村の西方はや川から取水し、板橋村内を流れて小田原城および小田原宿へ通じ、新宿しんしく町から江戸口左右の池に流入する用水。戦国時代には小田原城の用水として用いられていたが、江戸時代、藩主稲葉氏の頃には宿内の飲用水に利用するようになり(永代日記)、貞享二年(一六八五)の御引渡記録(県史四)には「小田原町中之用水早川より取之、三ノ丸侍屋敷茂水道付申候」とあり、もっぱら飲用水に用いられていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android