小田垣(読み)おだがき

日本歴史地名大系 「小田垣」の解説

小田垣
おだがき

[現在地名]会津若松市城東町じようとうまち

三の丸の東側にあり、北側の郭内を内小田垣、南側の郭外を外小田垣とよんだ。古くは小高木おだかきと称し、村落があったと思われる。貞治四年(一三六五)九月一六日の大葉景兼寄進状案(新編会津風土記)によれば、「大会津郡小高木惣領帯刀左衛門景兼之知行分田地之事、合田四百刈者、惣領屋敷之前早田也」が実相じつそう寺に寄進されている。もと小田垣の熊野権現社蔵の応安七年(一三七四)一二月の熊野権現鉄鉢銘に「奥州大会津郡小高木村熊野権現御鉢」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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