小町糸(読み)コマチイト

デジタル大辞泉 「小町糸」の意味・読み・例文・類語

こまち‐いと【小町糸】

木綿の手縫い糸。ガス糸を2本より合わせたもので、光沢があり高級木綿を縫うのに使われる。

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精選版 日本国語大辞典 「小町糸」の意味・読み・例文・類語

こまち‐いと【小町糸】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 着物縫糸一種。ガス糸を二本より合わせた縫い糸。絹綿両糸があり、それぞれ絹小町、綿小町という。小町。
    1. [初出の実例]「いろいろな色をとりまぜ入れてあった小町糸の箱を思ひ出した」(出典:伸子(1924‐26)〈宮本百合子〉六)
  3. ( 娘を「いと」「いとはん」などというところから、糸にかけて ) 下町風美人をいう俗語

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