小畑沢村(読み)おばたけざわむら

日本歴史地名大系 「小畑沢村」の解説

小畑沢村
おばたけざわむら

[現在地名]青森市小畑沢

大柳辺おおやなべ村の東北にあった山村。開村の時期は不明で、貞享四年(一六八七)検地帳にも、天保郷帳にも村名がない。明治初年の「新撰陸奥国誌」に「家数四軒。四方原野にして草莽蕪蔓、畑ありて田なし。昔は家数六十軒余、人数も三百余ありし由なるか、天明申歳の凶荒に離散断滅して戸口滅せしと云ふ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android