小石川長右衛門屋敷(読み)こいしかわちようえもんやしき

日本歴史地名大系 「小石川長右衛門屋敷」の解説

小石川長右衛門屋敷
こいしかわちようえもんやしき

[現在地名]文京区本郷ほんごう一丁目

富坂とみざかの通り(現春日通)の南側を占める片側町。道を隔てて小石川春日こいしかわかすが町の東に位置し、南も同町、富坂の通りを隔てた北、および道を隔てた東は武家地。「御府内備考」によると、宝永七年(一七一〇)の町内絵図面に小谷甚四郎屋敷とあり、もとは大番組小谷氏所持の抱地であったとも思われる。宝暦一〇年(一七六〇)に小谷氏から小石川春日町家主長右衛門に譲られ、以降は小石川長右衛門屋敷といった。天明六年(一七八六)長右衛門から四代目がりかという者に譲り、文化五年(一八〇八)このりかからくめという者に譲られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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