小稲村(読み)こいねむら

日本歴史地名大系 「小稲村」の解説

小稲村
こいねむら

[現在地名]院内町小稲

恵良えら川の支流高並たかなみ川に沿って続く谷筋上流部の山間部に位置し、東は大副おおそい村、北は下船木しもふなぎ村。小倉藩元和人畜改帳では高二五〇石、家数二二・人数五七(うち百姓九・牢人一・名子一一・社人一)、牛五・馬二。百姓には小庄屋が二名含まれる。延宝八年(一六八〇)の人畜帳(庄家文書)や元禄豊前国高帳・天保郷帳にみえず、中津藩郷村高帳(中津市立図書館蔵)には高並村の枝郷とみえる。


小稲村
こいなむら

[現在地名]上越市いね

熊塚くまづか村の北に位置し、ひるこ街道が通る。文禄(一五九二―九六)頃の頸城郡絵図に「高梨分いな村 上」とみえ、本納三五四石四斗一升・縄高四一五石一斗二升、家一〇軒・四六人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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