小立花村(読み)こたてはなむら

日本歴史地名大系 「小立花村」の解説

小立花村
こたてはなむら

[現在地名]五城目町小立花

高岳たかおか山南麓の小集落。東は浦横町うらよこまち村、西は浦大町うらおおまち(現八郎潟町)に接する。「小館端」(秋田風土記)、「古館鼻」などとも記す。

慶長六年(一六〇一)秋田実季侍分限(秋田家文書)に「卅八石六斗八升四合 湖東通 小立花村」とある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に五九石とある。宝永二年(一七〇五)には九一石七斗九升二合(「秋田郡村々御黒印高牒」秋田県庁蔵)

小立花村
こたてばなむら

[現在地名]大館市小館こたて

米代川の右岸、大館舌状台地の南端に位置する。慶長六年(一六〇一)の秋田実季侍分限(秋田家文書)のうち「秋田にて御知行方之帳」に「杉沢喜介 三拾六石四斗 小立花」とある。中世後期に存立した地侍の館が地名の由来。

佐竹氏の入部後開田が進み、寛永一八年(一六四一)には大館城代も村内を新田開発した(「佐竹大館文書」県立秋田図書館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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