小職(読み)コジョク

デジタル大辞泉 「小職」の意味・読み・例文・類語

こ‐じょく【小職/小童】

[名]《見習いの弟子の意》
江戸時代岡場所町芸者もとで見習い・雑用をした女児
子供をいやしめていう語。小わっぱ。
「やい、若い者ども。ここな―めを知ったか」〈浄・孕常盤
[形動ナリ]ちっぽけなさま。僅少なさま。
「―なる金銀に目を懸け」〈仮・浮世物語・一〉

しょう‐しょく〔セウ‐〕【小職】

[名]地位の低い官職
[代]官職についている人が自分をへりくだっていう語。小官

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小職」の意味・読み・例文・類語

しょう‐しょく セウ‥【小職】

〘名〙 低い官職。また、官職についている人が自分をへりくだっていう語。

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普及版 字通 「小職」の読み・字形・画数・意味

【小職】しようしよく

小官。

字通「小」の項目を見る

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