小股を掬う(読み)コマタヲスクウ

デジタル大辞泉 「小股を掬う」の意味・読み・例文・類語

小股こまたすく・う

相撲小股すくいの手を使う。小股を取る。
他人すきを利用して自分の利を図る。小股を取る。「人の―・う」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小股を掬う」の意味・読み・例文・類語

こまた【小股】 を 掬(すく)

  1. 相撲で、相手の股を内側からすくいあげて倒す。小股すくいの手を使う。小股を取る。
  2. 他人の欠点に乗じて自分の利益をはかる。人の油断やすきを利用して自分の利をはかる。小股を取る。
    1. [初出の実例]「悪玉くらべの小股をすくひ、人のしゅかうを反古にした、悪角力で厶り升」(出典:評判記・嗚久者評判記(1865))

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