小花村(読み)おばなむら

日本歴史地名大系 「小花村」の解説

小花村
おばなむら

[現在地名]川西市小花一―二丁目・中央町ちゆうおうちよう栄町さかえまち日高町ひだかちよう栄根さかね二丁目・小戸おおべ一―二丁目

小戸おうべ村の南西猪名いな川の右岸に位置する。慶長国絵図に「ヲハナ村」とみえ、七ヵ村一括で村高は不明。正保郷帳では高一八三石余。天保郷帳では高二〇〇石余。領主変遷小戸村と同様であるが、新開分を除く。宝暦六年(一七五六)の小花村付込帳(広末家文書)によれば、新田開発は寛文五年(一六六五)下田・下畑合せ二反余、元禄一三年(一七〇〇)に畑三反余、享保一三年(一七二八)畑二町一反余で、元文元年(一七三六)これらが本高に入るが、度々の出水で川欠けになり、同五年に洪水で残らず流出した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android