ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小茂田青樹」の意味・わかりやすい解説
小茂田青樹
おもだせいじゅ
[没]1933.8.28. 東京
日本画家。旧姓小島茂吉,のち小茂田家を継いで茂と通称。 1908年松本楓湖の門に入り巽画会,院展などに出品。また 14年今村紫紅を中心に結成された急進的な赤曜会に参加。 15年から再興院展に出品,21年第8回院展の『出雲江角港』が認められて同人に推された。克明な自然描写のうちに繊細な情感の漂う力作を発表。 29年杉立社を組織して多くの門人を育てた。主要作品『虫魚画巻』 (1931,東京国立近代美術館) 。
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