小藤文治郎(読み)ことうぶんじろう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小藤文治郎」の意味・わかりやすい解説

小藤文治郎
ことうぶんじろう

[生]安政3(1856).3.4. 津和野
[没]1935.3.8. 東京
地質学者。 1879年東京帝国大学地質学科卒業。 1886~1921年同大学教授。日本の岩石地質学の基礎を築く。特に三波川変成岩藍晶石紅簾石など一連変成岩研究は,日本の変成岩の岩石学的研究の出発点となったものとして,高く評価されている。小藤石小藤の名を記念して命名された。著書『日本の火山』 (1916) 。

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