小賀玉木(読み)おがたまのき

精選版 日本国語大辞典 「小賀玉木」の意味・読み・例文・類語

おがたま‐の‐きをがたま‥【小賀玉木】

  1. 〘 名詞 〙 モクレン科の常緑高木。高さは一五、六メートルにもなる。関東以西の山地に生え、また、神社などに植える。幹はよく枝分かれし、長楕円形で、固い光沢のある葉を密につける。春、香りのよい径約三センチメートルの黄色みを帯びた花が、葉腋(ようえき)から出た太い柄の先に一つ咲き、花の終わったあと、いびつな球形果実が松かさ状につく。葉から香料を、樹皮から鳥もちを作り、材は床柱などに利用する。おがたま。おがたまさかき。おがたまもくれん。ときわこふじ。
    1. [初出の実例]「をがたまの木 みよしのの吉野の滝に浮かび出づるあわをかたまのきゆと見つらん〈紀友則〉」(出典:古今和歌集(905‐914)物名・四三一)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「小賀玉木」の解説

小賀玉木 (オガタマノキ)

学名Michelia compressa
植物。モクレン科の常緑高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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