小針(読み)コバリ

デジタル大辞泉 「小針」の意味・読み・例文・類語

こ‐ばり【小針】

短い針。小さい針。
細かく縫った針目。「小針のつぎ当て」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小針」の意味・読み・例文・類語

こ‐ばり【小針】

〘名〙
① 短い針。小さい針。
浄瑠璃薩摩歌(1711頃)中「辛や悲しや、忍び泣き、涙小針にしくしくと、まばらまばらに縫ひこぼす」
② 細かく縫った針目。
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉四「洗ひざらしの鳴海の裕衣(ゆかた)を前と後を切りかへて膝のあたりは目立ぬやうに小針のつぎ当」

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